【就活】MARCH・関関同立はもはや低学歴?大手一流企業の学歴フィルターについてまとめてみた!
「学歴フィルター」という言葉は、就活を始めると一度は必ず耳にする言葉ですよね。
そして、一口に学歴フィルターと言っても、学歴フィルターをポジティブの捉える人もいれば、学歴フィルターをネガティブに捉える人もいます。
例えば、「せっかく出した私のESはきちんと読んでくれているのかな・・」とネガティブに学歴フィルターを捉える人がいる一方で、
「私の大学はOB/OGがいるから大丈夫でしょ!」とポジティブに学歴フィルターを捉える人もいるため、多くの就活生の悩みのタネになっているのが現実です。
そこで、今回は多くの就活生を悩ませる「学歴フィルター」についてご紹介していきたいと思います。
それでは、早速「学歴フィルターは存在するのか?」という就活生が一番疑問や不安を抱えているテーマからご紹介していきます。
- 学歴フィルターは存在するのか?
- 企業が学歴フィルターを設定する4つの理由
- 大学群での3つの学歴フィルター
- 4種類の学歴フィルター
- 4種類の学歴フィルターへの対策
- 61%の企業は学歴フィルターを設定していない
- まとめ
学歴フィルターは存在するのか?
まず、結論からいきましょう。
学歴フィルターは存在します!
ただし、どの企業を目指すかによって異なるというのが一般論です。
なぜなら、誰もが知っているような知名度の高い大手企業は、基本的に学歴フィルターを設定しています。
しかし、逆に、中小企業やベンチャー企業では、基本的に学歴フィルターは設定しておらず、個人の能力や性格を中心に選考を行なっているくれます。
そのため、例えば、あなたが「三菱商事」「三井不動産」「日立製作所」「トヨタ自動車」「味の素」など、日系の名だたる大手企業を受験するのであれば、ほぼ100%の可能性で学歴フィルターがあると思った方が良いです。
仮に、大手企業で学歴フィルターがなく、実力順に内定を出す会社であっても、学歴の高い就活生で採用枠の8割程度が埋まっているのが現実です。
事実、2018年の就活生2500人を対象に行われたアンケートで、「企業からの学歴フィルターを感じたことがあるか」という質問で、55%の就活生が「ある」と回答しています。
東京大学や一橋大学の就活生が、「ESが通過しやすかった」や「説明会の抽選で漏れたが、別日程を用意してくれた」などの待遇を受ける一方で、
東京経済大学や帝京大学の就活生は、「説明会の予約が常に満席で表示されている」や「学歴の高い就活生と同時刻に説明会の予約画面を見ると、自分は満席表示で友人は空席があった」などの冷遇を受けています。
そして、この学歴フィルターに関するデータは、企業側のデータも存在しています。
実際に企業側で学歴フィルターを設定しているのは、全体の39%となっています。
全国には約400万法人存在するため、39%という数字を元に計算すると、156万社が「学歴フィルター」を設定していることになります。
正直、予想以上に学歴フィルターをかけているであろう企業が多くて、びっくりしています。
そして、実際に2018卒の就活で私が感じたことをお伝えすると、学歴フィルターは確実にあると言い切れます。
なぜなら、私は大手メーカーに的を絞って面接を受けていましたが、面接で関関同立以下の学生と出会ったことがないためです。
※私は関西圏の大学生のため、関西での就活経験を元にしています。
本当に綺麗に産近甲龍以下の学生を見たことがまりません。
どれだけ質の高いESを書いても、学歴フィルターでESの段階であっさり落とされてしまうと、本当に何も起きません。
こればかりはテクニックではどうにもならないので、学歴に少しコンプレックスや自信のない人は各企業の学歴フィルターの有無の確認が必要です。
ベストな確認方法は、直近の5年間で自分の大学のOB/OGが志望企業へ就職しているかどうかです。
就職四季報には採用実績も載っているため、採用実績を確認する際は、就職四季報を確認しましょう。
もし、OB/OGがいなければ、諦めろとは言いませんが、正攻法(ES→テスト→面接)のフローを踏んでも、内定を勝ち取れる可能性は限りなく「0」に近いです。
このように、学歴フィルターは低学歴就活生を容赦なく切り捨てます。
低学歴就活生にとって、大手企業への内定は本当にいばらの道です。
それでも、何とか大手企業への内定を勝ち取りたければ、学歴フィルターとうまく付き合っていくこと以外に方法はありません。
次は、企業が学歴フィルターを設定する4つの理由についてご紹介していきます。
企業側がなぜ、学歴フィルターを設定するのかを、就活生の立場からではなく、企業側の立場に立って考えてみましょう。
企業が学歴フィルターを設定する4つの理由
実際に、学歴フィルターがあるという現実を知った上で、なぜ企業が学歴フィルターを設定するのかについてご紹介していきたいと思います。
企業が学歴フィルターをかける理由は、
- 書類で唯一フラットに判断出来る材料
- 効率重視の採用戦略
- 人事部の責任逃れ
- 学閥・OBの存在
それでは、1つ目の「書類で唯一フラットに判断出来る材料」からご紹介していきます。
書類で唯一フラットに判断出来る材料
選考に進むために必須になっているエントリーシート(ES)は本当に嘘が横行しています。
キャプテン経験がないにも関わらず、キャプテン経験の自己PRを書いたり、売上増の施策を考え実行しているのは店長であるはずなのに、店長の手柄を横取りして、あたかも自分が売上増に一番貢献したと書かれている自己PRなど、どいつもこいつも嘘を良くもこんなに並べられるなと思えるほど、特に自己PRの欄は嘘で埋め尽くされています。
こんな嘘まみれのESでも唯一嘘がつけない項目があります。
それは、「学歴」と「資格」です。
なぜなら、これら2つは多くの企業で、選考のどこかの段階で、証明書の提出が必要になるためです。
そのため、この学歴と資格だけは嘘がつけないのです。
そうなると、企業側はESを評価する際に、嘘が横行している学生時代頑張ったことや自己PRではなく、これらの学歴や資格を評価せざるを得ないということになります。
しかし、資格は難関資格と言われても、実際にその資格取得経験者にしか難易度がわかりにくいため、評価しづらいのが現状です。
そのため、誰もが経験のある(しかし、昨今A.O入試や推薦入試が横行)「大学受験」を物差しにすることで、ある種公平な評価をしているというのが現実です。
そして、実際に面接で選考官が受験者と話をして、実際に学生時代に頑張ったことや自己PRの内容に相応しい人物かを評価するというのが、嘘だらけのESを信じるための最善の方法と言わざるを得ません。
効率重視の採用
まず、多くの就活生が「就活生」という目線で就活を捉えがちですが、広い視野を持って、一度「企業」目線で就活を捉えてみてください。
企業はなぜ、新卒採用活動するのかについて考えてみてください。
企業によって答え方に多少違いはあれど、全社一貫して「優秀な人材の確保」だと思います。
そうなると、優秀な人材は420万社で取り合うことになります。
3ヶ月という限られた採用期間の中で、企業側にゆっくり採用活動をしている暇なんてないわけです。
そのため、いかに効率良く「優秀な人材と1人でも多く会えるか」が企業側にとって採用活動をしていくためのキーワードになります。
超難関と言われる大手企業には、1万以上のESが届きます。
もちろん、企業側も会えることなら全員と会いたいと考えていると思いますが、それが叶わないため、学歴フィルターで会う人を絞らざるを得ない状況になっています。
そして、より優秀な人材と会える可能性が高いのは、3流大学ではなく、東大や京大を中心とした難関大学の方が高いと企業側が判断しているため、企業側は学歴フィルターをかけているということになります。
つまり、学歴フィルターは採用活動において最短で最大の成果を出すための採用戦略の1つということになります。
もちろん、勉強が出来ても、うまく人とコミュニケーションの取れない人や仕事が出来ない人もたくさんいます。
そのため、学歴フィルターで高学歴の学生に絞ったあと、より優秀な人材を確保するために、GD選考・面接があるということになります。
このように、効率重視の採用戦略を考えることは、利益を追求していく民間企業では当然の話であり、採用倍率が高ければ高いほど、学歴フィルターによって、人を絞っている可能性が高くなります。
OB/OG・学閥の存在
大手企業や人気企業には、当然有名大学のOB/OGがたくさんいます。
OB/OGも出身大学の学生が自社に入社してくれることは嬉しいと感じる人は多いように感じます。
そして何より、面接に出てくる選考官が有名大学出身者が多く、就活生と出身大学が同じということもあり、サークルやゼミ、大学のことなど、共通の話題で盛り上がることができると、一気に親近感が湧きます。
そうすると、面接官と出身大学が同じというだけで、会話の幅が広がり、親近感を持って面接を進めていくことが出来るため、選考官と出身大学がおなじというだけで他の就活生よりも1歩リードすることが出来ます。
もっと言うと、昔からの学閥を大切にしており、〇〇大学からは△人、⬜︎⬜︎大学からは☆人など、大学ごとに採用人数を予め設定している企業も存在します。
そのため、大学ごとの採用人数を設定している企業へ採用枠外の出身大学の就活生が入社することはほぼ不可能ということになります。
しかし、採用大学外の就活生も一部面接に呼んでもらえることがあります。
その理由は、世間から、学歴フィルターを疑われないように、形だけ採用大学外の就活生の一部も面接には呼んでいるということです。
人事部の責任逃れ
大手企業で採用倍率が100倍を超えるような企業で、無名大学や3流大学の学生を採用する際、必ず上司への説明責任があるそうです。
「なぜ、その学生を採用したいのか?」上司へ報告をし、上司からの許可を得る必要があるそうです。
上司へ説明する時間の確保や、場合によっては資料作り、そして、採用してその学生が会社に馴染めず辞めてしまった場合のリスクなど、
低学歴就活生を採用するためにはかなり面倒臭い手順を踏み、さらにリスクが伴います。
採用のリスクと言うのは、わかりやくすく言うと、
「毎年多くの学生を採用している大学の有名大学の学生が、3ヶ月で辞めてしまった」
となると、上司や役員は仕方がないと割り切ってくれますが、
「3流大学の学生に内定を出したが、3ヶ月で辞めてしまった」となると、
採用担当者の「採用方法」や「人を見る目」を疑われてしまう可能性があると言うことです。
もし、あなたがサラリーマンだったとして、ここまでの手順を踏み、リスクを背負ってまで、どうしても1人の低学歴就活生にこだわりますか?
多くのサラリーマンの答えが「No」のはずです。
採用担当者や採用責任者と言えども、所詮サラリーマンで、出世ルートから外れることや降格を最も嫌うはずです。
その人に家族がいて養う立場であれば、なおさらリスクを恐れます。
人事部の責任逃れと少々過激なことを言いましたが、低学歴就活生を採用するためには、面倒な手順やリスクが伴います。
その手順やリスクを取ってでも、絶対に採用したいと思ってもらえるほどの能力がなければ、低学歴就活生が学歴フィルターから逃れることは難しいです。
ここまでで、学歴フィルターの実態についてご紹介してきましたが、次からは実際に学歴フィルターはどこの大学から設定されているのかについてご紹介していきます。
大学群での3つの学歴フィルター
ここからは実際に、学歴フィルターはどこの大学から設定されているのかについてご紹介していきます。
まず、学歴フィルターは基本的に学歴群によって、分けられることが多いです。
その学歴群は3つに分けることができ、
「高学歴の大学」と「低学歴(学歴フィルターボーダー)の大学」と「その他の大学」です。
そして、学歴フィルターの定義は、企業の採用難易度によって微妙に異なるため、今回は一流大手企業、具体的に2019卒の就職偏差値ランキング60以上の企業が設定する学歴フィルターについてご紹介していきます。
まずは、一流大手企業の採用基準においても、高学歴の大学と定義される大学群についてご紹介していきます。
高学歴の大学
まずは、高学歴の大学からご紹介していきます。
高学歴大学は、
旧帝大上位(東大・京大・阪大)・一橋・東工大・早稲田(政治経済/法/理工)・慶應(法/経済)
この大学出身の就活生は日系の大手企業であれば、基本的に学歴フィルターに引っかかることはありあせん。
しかし、学歴フィルターに引っかからないだけであって、内定を保証されていることと、全く同義ではないことは意識しておいてください。
また、外銀や外コンなどのほんの一部の超高学歴しか内定の出ない企業では、基本的に東大・京大・早慶上位学部で学歴フィルターを設定していると、認識しておいてください。
低学歴(学歴フィルターボーダー)の大学
次に、低学歴(学歴フィルターボーダー)の大学をご紹介していきます。
前提として、高学歴の基準は上記の大学でほぼ間違いないのですが、学歴フィルターボーダーの低学歴の基準は企業によって異なります。
そのため、低学歴(学歴フィルターボーダー)の大学の中でも、優劣をつけてご紹介していきます。
低学歴大学は、
旧帝下位(名大・九大・東北大・北大)・東京外語・早慶下位(上記以外の学部)・上智・ICU・地方国公立上位(御茶ノ水・神戸・横浜国立・筑波大etc)
>>MARCH・関関同立・地方国公立中堅(広島大・岡山大・千葉大・金沢大etc)
一流大手企業は、基本的に、旧帝上位と一橋と東工大、早慶上位学部の就活生でも厳しい戦いになります。
従って、それ以下の低学歴(学歴フィルターボーダー)の大学の就活生は、更に厳しい戦いを強いられ、ESの通過率は10%台、そして1大学から内定者が1人程度しか出ないと考えていてください。
そのため、一流大手企業の低学歴大学からの内定者を見て頂くと、部活(体育会)に所属し、華やかな成績を納めていることが多いです。
低学歴(学歴フィルターボーダー)から一流大手企業を目指すのであれば、基本的に就活で有利な属性の少なくとも1つ、出来れば2つ以上持っていないと基本的に内定は出ないと言い切っていいです。
その他の大学
その他の大学は、上記以外の大学のことを言います。
日東駒専・産近甲龍がその他の大学の中では最も知名度が高いかと思いますが、これらの大学は基本的に学歴フィルターをかける一流大手企業のESで通過することはありません。
厳しいですがこれが現実です。
就活で学歴が必要ということが、これほどまでに認知されている世の中で、あなたが「真面目に勉強しない」という選択を取ったわけですから、仕方がありません。
真面目に勉強していれば、少なくともMARCH・関関同立には行けたはずです。
しかし、私はその他の大学の就活生に一流大手企業への内定を諦めろと言っているわけではありません。
自分が就活において、かなり不利な状況にあるということを認めて、「学歴」+「能力」という2本の軸ではなく、「能力」という1本の軸で、実力順に内定を出してくれる企業から内定を勝ち取ってください。
◎「能力」1本の軸で内定を出してくれる会社
➡︎【就活】学歴に関係なく内定を出す大手企業4社!実力で大手内定を勝ち取れ! - 大手内定の就活メソッド
ここまで、大学群での学歴フィルターについてご紹介してきました。続いては、4つの学歴フィルターの種類についてご紹介していきます。
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4種類の学歴フィルター
ここまでで、実際に学歴フィルターが存在するのか、学歴フィルターを設定する企業側の4つの意図、そして大学群での学歴フィルターについてご紹介してきました。
そして、ここからは、実際に学歴フィルターはどのように使われているのかについてご紹介していきます。
まず、企業の学歴フィルターの使い方は全部で4つ存在しています。
学歴フィルターの4つの使い方は、
- 書類選考で落とす
- セミナーに参加できない
- リクルーターがつかない
- 学内説明会に来ない
上記4つが実際に企業が学歴フィルターとして使っているものです。
「書類選考で落とす」や「セミナーに参加出来ない」は結構有名な学歴フィルターの使われ方のため、多くの就活生が知っていると思いますが、「リクルーターがつかない」や「学内説明会に来ない」などは、初耳の就活生もいるかと思います。
学歴フィルターの使われ方は、上記4つが基本です。
そして、上記の4つの学歴フィルターは行動の仕方によっては、うまく回避することが出来ます。
つまり、本来、学歴フィルターに引っかかる大学の就活生が、少しの工夫と勇気ある行動によって、学歴フィルターというピンチをチャンスに変えることが出来ます。
そこで、ここからは、低学歴就活生からすると、ピンチでしかない学歴フィルターをうまくくぐり抜けチャンスに変える方法をご紹介していきます。
4種類の学歴フィルターへの対策
上記の説明で、「書類選考で落とす」「セミナーに参加できない」「リクルーターがつかない」「学内説明会に来ない」の4つが、実際に企業が学歴フィルターとして使っていうということはご理解頂けたと思います。
そして、ここからは4つの学歴フィルターへの対策についてご紹介していきます。低学歴就活生で、どうしても一流大手企業への内定を諦めめたくないという就活生は、ぜひ学歴フィルターというピンチをチャンスに変え、一流大手企業内定という一発逆転を狙いにいきましょう。
書類選考で落とす
最もよく使われるタイプの学歴フィルターです。正直言って、こればかりはどうすることも出来ません。
書類選考の合否の結果が来る前の説明会へは普通に参加出来ますが、書類選考では企業が設定した基準の大学以下の就活生は問答無用で落選です。
どれだけ素晴らしい経験をしていても、どれだけ難関資格を保有していようが、どれだけ心を込めてESを書こうが、通らないものは通りません。
なぜなら、学歴フィルターは機械によって行われているからです。
唯一の対策は、企業の中の人と直接会う「OB/OG訪問」で気に入られて引き上げてもらうか、説明会で目立って本選考とは別ルートに乗るしかありません。
この手の学歴フィルターは、インターン選考も同様の基準で学歴フィルターをかけている企業が多いため、とにかくネットというバーチャルな世界ではなく、リアルな場で企業の中の人と直接コミュニケーションを取って、認めてもらうしかありません。
説明会/セミナーに参加出来ない
この「説明会/セミナーに参加出来ない」という学歴フィルターも珍しくはありません。
具体的には、高学歴の大学や学歴フィルターボーダーの大学の就活生の説明会/セミナー予約画面には「空席」が表示されている一方で、
その他の大学の就活生の説明会/セミナー予約画面には「満席」が表示されているというものです。
枠が空いていても満席と表示されるため、基本的に説明会/セミナーの予約は出来ません。
この学歴フィルターへの対策は結構簡単で、説明会/セミナー前日に電話を入れて、説明会/セミナーに参加したい旨を直接人事担当者に伝えるか、ダメ元で説明会/セミナー当日に飛び込み参加するかの2択です。
私は一度もやったことがないというか、必須の説明会/セミナーにしか参加したことがないので、なんとも言えませんが、私なら、前日15時電話→説明会/セミナー飛び込みをします。
その理由は、前日の電話でOKしてくれれば、そのまま説明会/セミナーに参加出来ますし、OKしてくれなくても、前日に電話をして飛び込みで会場に向かうことで、どしても説明会/セミナーに参加したいという本気度を人事担当者に伝えることができるためです。
やはり、こんな些細な物事でも、成功させるためのシナリオを描くことは大切です。
ただ、「参加したいです!」と会場に当日に直接来る就活生と、前日に電話を受けて断ったにも関わらず、「どうしても参加したいです!」と会場に当日来る就活生のどちらを、あなたが説明会/セミナーの受付係だったとして、説明会/セミナーに参加させてあげたい気持ちになりますか?
ほぼ100%の人が後者を選ぶと思います。
はっきり言って、低学歴就活生に場当たり的に行動されても、迷惑なだけです。
低学歴就活生だからこそ、賢く、そして、したたかにに行動しましょう。
リクルーターがつかない
リクルーター面談というカフェでの面談形式で人事部以外の社員を派遣して行われる、選考があります。
◎リクルーター面談について詳しくまとめた記事はこちら
⇨【就活】リクルーター面談とは何か?リク面突破の4つのコツ - 大手企業内定の就活必勝メソッド
リクルーター面談を実施する企業の採用方法には2種類あります。
- 大学ごとに採用枠が決まっていて、大学内で優秀な学生を確保する
- 人事部以外の社員を派遣して、とにかく優秀な学生を人事面談に引き上げる
まず、1つ目の、「大学ごとに採用枠が決まっていて、大学内で優秀な学生を確保する」については、大学のOB/OGがリクルーターとなって出身大学の就活生と面談を行います。
この大学ごとに採用枠を用意しているタイプは、大学ごとに採用枠が用意されているため、基本的に出身大学のOB/OGがいないと、内定までたどり着くことが出来ません。
そのため、大学ごとに採用枠を用意しているタイプの企業で、リクルーターがつかない時は、その企業は諦めましょう。
どうあがいても無理なものは無理です。
しかし、大学ごとの採用枠を用意しておらず、とにかく優秀な学生を確保するタイプのリクルーター面談の場合は、ワンチャンスあります。
なぜなら、リクルーターがつかずとも、人事面談に呼んでもらえる可能性があるためです。
事実、私の友人で京都産業大学のI君は「NTTグループの東日本エリアを担当している企業」から、リクルーターがつかずに本選考に呼んでもらい、実力で内定を勝ち取りました。
リクルーターがつかずとも、人事面談に呼んでもらうためには、
- ESの質
- SPI・wsbテストでしっかり点数を取る
が最低条件で、「ES」+「webテスト」で上位通過することが必須になります。
そのため、まだ自己PRやゼミ(学業)の取組み、志望動機の準備が出来ていない人は早急に取り掛かりましょう。
◎自己PRがか書けていない就活生
➡︎【例文あり】6つの要点を押さえた自己PRの書き方! - 大手企業内定の就活必勝メソッド
➡︎【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜アルバイト編〜 - 大手企業内定の就活必勝メソッド
◎学業(ゼミ)の取組みが書けていない就活生
➡︎【就活】例文あり|4つの要点を押さえたゼミ(学業)の自己PRの書き方 - 大手企業内定の就活必勝メソッド
➡︎【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜ゼミ(学業)編〜 - 大手企業内定の就活必勝メソッド
◎志望動機が書けていない就活生
➡︎【就活】説得力のある志望動機の書き方のコツと3つの手順 - 大手企業内定の就活必勝メソッド
そして、SPI・webテストは低学歴だからと言って諦めるのではなく、低学歴だからこそ、誰よりも高い点数を取るために努力しましょう。
学内説明会に来ない
学内説明会は、企業の人事やその大学のOB/OGが各大学に出向いて、自社の説明をしてくれるイベントです。
場合によっては、「〇〇大学限定セミナー」など、がっつり社員と絡むチャンスのセミナーが用意されていることもあります。
学内説明会は、基本的に毎日行われていて、日にもよりますが、1日20社程度来てくれます。
そして、学内説明会を開くか開かないかは、採用枠を用意している大学や、採用実績が多い大学かどうかで基本的に決まるため、東大では開かれているが、MARCHでは開催されないなんてこともあります。
これは正直、何もアクションを取らなくていいと思いますが、どうしても第一志望で、その企業が行う全てのセミナーに行きたい系就活生も結構いると思います。
その際は、高学歴の就活生との繋がりを持っておいて、志望企業のセミナーがあるかどうかをチェックしてもらうのがいいでしょう。
「高学歴の友達なんかいません!」という就活生は、自分で各大学を回って、学内説明会の予定をチェックしていきましょう。
時間の無駄であるため、私は学内説明会には一度も参加したことがないですが、どうしても志望企業の全てのセミナーに行きたい系就活生は、頑張ってください。
61%の企業は学歴フィルターを設定していない
ここまで、学歴フィルターの実態についてご紹介してきましたが、学歴がMARCHや関関同立に満たない低学歴就活生にはかなり厳しい現実を突きつけてきたと思います。
何度も言いますが、私はMARCHや関関同立以下の低学歴就活生に一流大手企業への内定を諦めろと言いたいのではなく、まずは学歴フィルターがあるという事実を受け止めて、戦略的に行動して欲しいのです。
低学歴就活生が大手一流企業の内定を勝ち取るためには、東大や京大などの高学歴就活生と同じ戦略で戦ってはいけません。
弱者には弱者の、強者には強者の戦法がそれぞれあります。
そして、冒頭で39%の企業は学歴フィルターを設定しているとお伝えしました。
この数字を大きいと捉えるか、小さいと捉えるかはあなた次第ですが、裏を返すと、61%の企業が学歴フィルターを設定しておらず、実力順に内定を出してくれると言っています。
しかし、大手一流企業も61%の企業が実力順で内定を出すかというと決してそうとは思いませんが、10%程度の割合で実力順で内定を出してくれる大手一流企業が存在します。
低学歴就活生で、どうしても大手一流企業への内定を諦めることが出来ない就活生は、必死になって、大手一流企業でも実力順に内定を出してくれる企業を探しましょう。
必ず、存在します。
ちなみに、私は過去に実力順に内定を出す大手企業4社と学歴フィルターのない企業が多い業界3選という記事を書いています。
低学歴で大手一流企業への内定を諦めたくない就活生はぜひ、一度読んでみてください。
まとめ
今回は学歴フィルターの実情についてご紹介しました。
気づけば、1万文字を超える大作になっています。
ここまでお付き合い頂いた就活生のみなさん、本当にありがとうございます。
今回の学歴フィルターの実情でお伝えしたかったポイントは、
学歴フィルターは存在するということ
そして、
採用効率を考え、いかに経費を抑えながら優秀な学生を採用するかを採用のゴールと位置付けている企業にとって「学歴フィルター」は至極真っ当な戦略
であるということです。
高学歴就活生は、この採用戦略をうまく利用し、いかに自分の第一志望の企業への内定を勝ち取れるか、そして、低学歴就活生はこの学歴フィルターとどう向き合い、どう学歴フィルターを打破していくかを考えてみてください。
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