就活はGPA1点台でも大丈夫!GPA1.18の大手内定者が経験談を語る!
今回は、成績(GPA)と就活の関係性についてご紹介していきます。
大学のGPAや成績が低くて、若干就活にビビっている就活生や、今まで必死に勉強してきてGPAや成績には自信があるという就活生など、様々いると思います。
初めにお伝えしますが、GPAは悪くて困ることがあっても、良くて困ることはありません。
そして、GPAが良いからと言って、内定が取れる訳でもありません。
何かお金に似てますね。笑
お金がなくて困ることがあっても、あって困ることはありませんよね?
そして、お金があるからと言って、幸せという訳でもありませんよね?
なんか成績(GPA)とお金って似てるでしょ?
今回は、人生におけるお金と価値観が似ているGPAと就活の関係性についてご紹介していきたいと思います。
GPAとは?
1. GPA=GRADE POINT AVERAGE
実は、この記事を書いて初めてGPAが 「GRADE POINT AVERAGE」ということを知りました。
GPAとは、GRADE POINT AVERAGEの3つの単語の頭文字を取って、GPAと言われています。
そして、GPAを簡単に言うと、全ての授業の成績の平均値です。
一部では、専門科目だけの平均値を取る大学や学部もあるようですが、基本的には全ての授業の成績の平均値のことを指します。
そして、多くの大学では、成績をS,A,B,C,など、数字以外で表記していると思います。
しかし、このS,A,B,Cを数字に置き換えて計算していきます。
ちなみに、単位認定不可のFもGPAの数字に反映されるため、Fは避けたいところです。
具体的には、
S=4
A=3
B=2
C=1
F=0
に置き換え、全ての授業の成績の平均値を出していきます。
2. GPAの計算方法
先ほども少し話しましたが、GPAは全ての授業の平均値のことを言います。
つまり、全授業の平均を出すだけで、GPAを求めることが出来ます。
GPAの計算方法={(Sの単位数×4)+(Aの単位数×3)+(Bの単位数×2)+(Cの単位数×1)}÷合計の単位数
上記の式でGPAを計算することが出来ます。
しかし、多くの大学の成績証明書には、あらかじめGPAを表記してくれているものが多く、あまりGPAの計算をすることはないと思います。
ちなみに、私の大学の成績証明書にはもちろんGPAが表記されていました。
そして、初めて1.18という低すぎるGPAを見た時、吐き気がしました。
このGPAで大手企業への内定を勝ち取れるのか、本当に不安になりました。
大切なことなので、改めてお伝えしますが、
GPAの計算方法={(Sの単位数×4)+(Aの単位数×3)+(Bの単位数×2)+(Cの単位数×1)}÷合計の単位数
でGPAを計算することが出来ます。
3. GPAの平均値はどれくらいなのか?
結論として、あまりGPAの平均値は気にする必要はありません。
なぜなら、平均値を知ったところで、GPAの本質は、自分のGPAが高いかどうかだからです。
周りの就活生のGPAを気にする必要など一切ありません。
冒頭でもお伝えしましたが、GPAが低くて困ることがあっても、GPAが高くて困ることは一切ないのです。
それどころか、一見、不真面目そうな就活生のGPAが高ければ、意外と真面目に勉強もする好青年という風に面接官に映り、かなり印象が良くなることだって十分にあります。
そのため、このGPAの平均値はあまり気にせずに、0.1でもGPAを高める努力をしてください。
GPAの平均値を見て、自分の置かれた状況を確認する程度に留め、高いからと言って安心したり、低いからと言って落胆しないでください。
何度も言っていますが、GPAが高いから、低いからと言って内定が決まることなど、絶対にありえません。
それでも、一応、GPAの平均値をお伝えします。
これはあくまでも目安ですので、絶対の指標ではありません。
ある授業を40人で受講していると仮定すると、
「S」の評価を獲得する人が3~4人、
「A」の評価を獲得する人が8~10人、
「B」と「C」の評価を獲得する人が各10人、
「F」の評価を獲得する人が0~3人程度です。
つまり、一般的なGPAの考え方として、
3.5以上が非常に優秀
2.9~3.2が優秀
2.4~2.8が平均値
2.0以下が不真面目
という認識になります。
もちろん、下位3割には、「F」の評価を付けるという厳しい授業もあれば、逆に上位5割には、「S」の評価を付けるという甘々な授業もあります。
そのため、上記のGPAの平均値はあくまでも目安と割り切り、0.1でも高いGPAを取ることを意識しましょう。
ここまで、「GPAとは何か?」についてご紹介してきました。
続いては、「企業側が成績(GPA)の提出を要求してくる3つのタイミング」についてご紹介していきます。
企業側が成績(GPA)の提出を要求してくる3つのタミング
ここからは、「企業側が成績(GPA)の提出を要求してくる3つのタイミング」についてご紹介していきます。
1. ES提出時
ES提出時が、一番多いタイミングかと思います。
成績表をスキャンして、PDF形式で提出するタイプもあれば、大学成績センターの成績登録専用サイトに成績を登録して、そのデータを企業へ送信するタイプや、ESの設問に成績に関する設問があり、S,A,B,Cの数と割合を記載するタイプなど様々あります。
このデータは全て面接時に使用され、がっつり成績やGPAに関して質問される就活生もいれば、あまり成績やGPAの質問をされない就活生もいます。
2. 最終面接や最終面接に近い面接
最終面接や最終面接の1つ手前の面接など、選考が進むと、成績証明書と健康診断書、そして卒業見込み証明書の3つの提出が必要になります。
最終面接で成績証明書を提出するパターンの場合、成績に関して追求される時、その追求される面接官は、人事部長、もしくは役員になります。
つまり、追求の仕方が一味も二味も違うということです。
もちろん、GPAや成績に関して、あまり突っ込んでこない面接官もいますが、GPAや成績が悪い場合は、何かしらの質問は必ずくると覚悟しておいた方が良いです。
事実、私も、最終面接に5社以上進みましたが、全ての面接でGPAの悪さについての質問がきています。
なんせ、GPAが1.18という絶望レベルのGPAだったのですから。
しかし、全ての面接で、GPAの悪さについての質問をくぐり抜け、何とか内定を勝ち取ることが出来ました。
これはひとえに、GPAの悪さに対する質問に対する想定質問を作り、きっちり対策を行ってきたためです。
人事部長や役員に詰められても、ひるまないように、GPAの低い就活生はしっかりと対策を立てておきましょう。
3. 内定後
内定後に成績証明書や健康診断書、卒業見込み証明書の提出を求めてくる企業は少ないとは思いますが、私の友人の内定先は、この内定後に提出を求めてくるパターンだったそうです。
この内定後に成績証明書の提出を求めてくる企業は、成績を一切重視していないと考えて良さそうです。
なぜなら、面接で成績のことを聞きたいのであれば、選考のどこかの過程で成績証明書の提出を求めてくるはずだからです。
しかし、大手企業のほとんどは、選考の過程で成績証明書の提出を求めてくる企業がほとんどです。
このような内定後に成績証明書の提出をする企業は、ほとんど存在しないと考えておく方がいいでしょう。
ここまで、「企業が成績(GPA)の提出を要求してくるタイミング」についてご紹介してきました。
続いては、「企業がGPAを見る3つの理由」についてご紹介していきます。
企業が成績(GPA)を見る3つの理由
ここからは、「企業が成績(GPA )を見る3つの理由」についてご紹介していきます。
1. 卒業できるかの確認
企業側が困ることとして、内定辞退ももちろん困りますが、それ以上に、卒業に必要な単位が足りず、卒業できずに内定取り消しになることです。
なぜなら、その学生は、内定式にも参加しており、入社に関する手続きや配属なども決まっている可能性も高いからです。
ちなみに、就活生1人を採用するのにかかる費用は、少なくとも100万円と言われています。
つまり、膨大なお金をつぎ込み、やっとの思いで採用したにも関わらず、卒業出来ないという事態になることは、企業側が最も避けたいことなのです。
そのため、この卒業できるかどうかの確認でGPAや成績を活用する企業では、GPAの高さや成績の良さはあまり問題ではありません。
それ以上に、この就活生は本当に卒業できるのかという観点からGPAや成績を見ています。
しかし、GPAや成績を卒業できるかどうかの確認として使っている企業を知る方法は、今のところありません。
しかし、リクルーターを派遣している企業のリクルーターなどに確認することで、GPAや成績の活用方法がわかったりします。
事実、私はリクルーター面談でお世話になった某ゼネコン業界のK社や、NTTグループの西日本エリアを担当している会社のリクルーターには、「成績やGPAに関しては、卒業できるどうかの確認に使うから、GPAが低い人は卒業できると言い張ろう!」と言われました。
ちなみに、リクルーターという言葉を初めて聞いたという就活生はこの記事をCheck!
➡︎【就活】リクルーター面談とは何か?リク面突破の4つのコツ - 大手企業内定の就活必勝メソッド
2. 真面目に学業に取組んできたかの確認
学生の本分は勉強です。(自分のことは棚にあげています。)
その本分を全うすることは、学生として当たり前のことです。
つまり、GPAが低い就活生は、「やらなければいけないことを放棄し、やりたいことだけをやってきた、物事の分別もつかない人間」と判断されても仕方ないのです。
もちろん、逆にGPAが高く、真面目に勉強に取組んできた就活生は、学生の本分を理解し、やるべきことに向き合ってきた学生と評価されるわけです。
しかし、もちろん、勉強に真面目に取組んできただけでは内定は出ません。
なぜなら、仕事は勉強と違い、人とコミュニケーションをうまく取りながら進めていく必要があるからです。
つまり、勉強だけではダメですし、やりたいことを追求するだけでもダメなのです。
大切なことはバランスです。
勉強というやるべきことをやりながら、課外活動や部活などを一生懸命に頑張ることが大切です。
そのため、私は、最低限の指標である2.0以上のGPAを取りながら、学生生活で一つのことに熱中することをおすすめしています。
3. ESに嘘を書いていないかについての確認
ESに嘘を書く就活生は本当に多くいます。
自己PRなどで少々盛るくらいなら許容範囲だと思いますが、自分をよく見せるために、TOEICの得点を50点高く記入したり、成績のSの数を多く記入したりなど、本当にESに嘘を書く就活生が多いです。
それを企業側も重々理解しているため、ESの内容と実際のGPAや成績に差がないかを確認する手段として、成績証明書の提出を要求してくる企業もあります。
この時に、ESに自分をよく見せるために嘘のGPAや成績を書いていた就活生は厳しい状況に追い込まれます。
もちろん、全ては自分をよく見せるために嘘の記載をしたあなたが悪いとした言いようがありません。
そうならないためにも、ESの設問で証明書が発行できる部分の嘘の記載は絶対にやめましょう。
私は、GPAが1.18で嘘の記載をしたい気持ちに何度もなりましたが、成績証明書が発行できるため、全て正直に記載していきました。
ここまで、「企業がGPAの提出を要求する3つの理由」をご紹介してきました。
続いては、「成績(GPA)の低い就活生の4つの対策」についてご紹介していこうと思います。
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成績(GPA)の低い就活生の4つの対策
もう成績(GPA)が悪いという事実は残念ながら、変えることは出来ません。
そうであれば、成績(GPA)が低いという事実とどう向き合っていくかが大切になっていきます。
私自身も、GPAが1.18ですから、成績(GPA)の悪い1人でした。
しかし、しっかりと対策を行うことで、大手企業から内定を5社獲得することが出来ています。
そこで、ここからは、成績(GPA)の低い就活生の4つの対策についてご紹介していきます。
1. ゼミの成績の良さを伝える
企業側は、正直、知識詰め込み型の人間を欲しいとは思っていません。
それ以上に、他人とうまくコミュニケーションを取りながら、一つの物事を成し遂げたり、変革を起こせる人材を求めています。
つまり、大学の大人数で受ける講義形式の授業よりも、ゼミでの学びを重視しています。
その根拠に、大学での学業の取組みについては、全て「ゼミ」での学びを記載するはずです。
つまり、ゼミで討論会に向けて、ゼミ生と一生懸命に取組んだことや、卒業論文執筆に向けて、ゼミ生と力を合わせて取組んだことなど、何かゼミで打ち込んだことを伝えることで、GPAの低さに目をつぶってくれる可能性があります。
そして、ゼミ活動に意欲的に取組んだことに説得力を持たせるためにも、絶対にゼミの成績は一番上の成績を取ってください。
2. 卒業できることを力説する
先ほどもお伝えした通り、成績やGPAを卒業できるかどうかの確認に使用する企業も一定数存在します。
つまり、成績やGPAが低くても、卒業できる根拠を示すことができれば、成績の悪さには目をつぶってくれる可能性があります。
事実、私はGPAこそ、1.18でしたが、要領良く単位を取得していたので、「残り授業3コマ+ゼミ+卒論」で卒業ができる状況でした。
そのため、面接でGPAや成績のことについて聞かれると、「GPAは悪いが、残り授業3コマ+ゼミ+卒論で卒業できること」を必ず伝えるようにしていました。
その際に大切なことは具体的な数字を使って説明することです。
「卒業に必要な単位数は〇〇で、今、成績証明書に記載している通り、△単位取得しています。そして、当大学の卒業論文の単位数は⬜︎単位のため、残り授業☆コマとゼミの単位で卒業することが可能です。」
上記の通り、私は具体的な数字を使って説明することで、説得力を持たせました。
この卒業できるかどうかの確認に関しては、面接官を「この就活生は、GPAこそ低いものの、卒業はできるな!」と安心させることが大切になってきます。
そのため、具体的な数字を使って、面接官に卒業できるという事実を伝え、安心させましょう。
3. 経験の濃い自己PRをする
採用の本質は、「優秀な学生を採用すること」であって、「学生時代に学業を一生懸命に取組んできた学生を採用すること」ではありません。
そう考えた時、濃い経験(部活・留学・起業など)をし、他の就活生と比べても圧倒的に優秀と判断されれば、成績の良し悪しなどもはや問題ではありません。
GPAや成績が悪いのであれば、それをカバーする何かがあれば大丈夫です。
例えば、「何かの種目で全国制覇し、その時のレギュラーメンバーだったこと」や、「長期留学を経験し、TOEICの点数が満点であること」など、何としてでも採用したいと思ってもらえる経験をしていれば、GPAの低さや成績の悪さはあまり関係はなくなります。
また、濃い経験ではないですが、面接で圧倒的に喋れる就活生も、あまりGPAや成績の悪さについて追求されることはありません。
なぜなら、文系就職の8割は営業職からスタートするため、圧倒的に喋れる人材はお金になるためです。
濃い経験をしてきた就活生や、お金になると判断された就活生は、あまりGPAや成績の悪さについて追求されることは少ないです。
GPAや成績の悪さを跳ねのけるくらいの濃い経験や、面接で喋れる人材は、あまりGPAや成績の悪さについて考える必要はありません。
しかし、濃い経験をしていても伝え方が適切でなければ、うまく自己PRを伝えることが出来ません。
そのため、まだ自己PRを書いていない就活生や、自己PRを書いたが、自信のない就活生は、自己PRの書き方を改めて確認してください。
◎自己PRの書き方
➡︎【例文あり】6つの要点を押さえた自己PRの書き方! - 大手企業内定の就活必勝メソッド
◎自己PRの具体例
➡︎【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜アルバイト編〜 - 大手企業内定の就活必勝メソッド
➡︎【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜サークル編Part1〜 - 大手企業内定の就活必勝メソッド
4. テストセンター・webテストで最上位レベルの得点を叩き出す
成績の悪さを払拭するために、最も手っ取り早い方法は勉強ができることを証明することです。
GPAや成績で証明することは不可能ですが、東大を始めとする全就活生が、一同に受験するテストセンターやwebテストで勉強が出来ることを証明することは出来ます。
ここで、高得点を叩き出すことが出来れば、「成績は悪いが、やれば出来る人間」という見方に確実に変わります。
事実、私は、ジョンソン・エンド・ジョンソンのwebテストで、上位5%のSクラスの評価を叩き出し、人事部長から「君はやれば、トップレベルに勉強が出来るんだから、大学の授業ももっと真面目に取組めば良かったんじゃない?笑」と最終面接で、笑いながら、GPAの低さについていじられました。
そして、それ以上、GPAや成績の悪さについて追求されることもありませんでした。
ちなみに、私はwebテストだけでなく、テストセンターも旭硝子を通過しているため、最上位レベルの得点を叩き出しています。
やはり、一番手っ取り早い方法は、ゼミ活動を頑張ったことや、卒業が出来るなどの言い訳じみた発言ではなく、テストセンターやwebテストで勉強が出来ることを証明することです。
これ以上に、勉強が出来ることを証明する材料は存在しません。
そのため、GPAや成績が悪い就活生は、何としてでもテストセンターやwebテストで最上位レベルの得点を叩き出してください。
ここまで、「成績(GPA)の低い就活生の4つの対策」についてご紹介してきました。
続いては、「GPAに対する私なりの考え」についてご紹介したいと考えています。
実際にGPA1.18という低い数字で就活を行い、何とか大手企業から内定を獲得することが出来ました。
そのため、今はGPAの低さについて、笑い話に出来ますが、実際に就活が始まるまでは、内心ドキドキでした。
そんな私の体験談や、GPAに関して思うことをご紹介していきたいと思います。
GPAに対する私なりの考え
ここからは、GPAに対する私なりの考えをお伝えしていきます。
実際にGPAが低いために私が体験したことや、GPAに対して私が思うことについてご紹介していこうと思います。
何度もお伝えしていますが、私のGPAは1.18です。
今、思うと、どうすればこんな低いGPAを取ることが出来るのか理解に苦しみます。
それくらい、私は大学1,2年生の頃の自分を恨んでいます。
そして、先輩などの就活の体験談を聞いていると、大手企業の内定には、GPAや成績も重要と言われていたため、1.18という事実を知った時にはかなりビビっていました。
「どこの企業も私のことを採用してくれないのではないか?」
本当に就活始まる前は怖かったです。
しかし、就活を終えた今、GPAや成績について思うことは、追求されるかどうかは、その人の面接のパフォーマンスによるということです。
つまり、同じGPAの数字でも、深く追求される就活生もいれば、あまり追求されない就活生もいるということです。
もっと言うと、低いGPAを追求されない就活生がいる一方で、それよりも高いGPAを取りながら、GPAの低さについて追求される就活生もいます。
ちなみに、自慢ではありませんが、私は30以上の面接と、5回以上の最終面接を経験しましたが、GPA1.18で、GPAや成績の悪さについて、深く追求されたことは一度もありませんでした。
しかし、GPA1.5~2.1までの私の友人は、面接で何度かGPAや成績の悪さについての質問をされたことがあるそうです。
私は1.18でGPAの悪さについて追求されたことがないのに対し、私よりもGPAや成績の優秀な就活生が、なぜGPAや成績の悪さについて追求されるのか?
私なりの答えは「落とす理由を見つけられている」ということです。
面接で欠点を指摘するのを嫌がる面接官は多いものです。
「話が長い」や「何を言いたいのかわからない」という就活生は結構います。
しかし、その就活生に直接「君、コミュニケーション能力がないから不採用!」なんて言える訳がありません。
なぜなら、面接官も人に嫌われるようなことは極力したくないと考ますし、何より企業は企業イメージが大切だからです。
特にBtoCメーカーはその傾向が顕著です。
目の前の就活生は就活生ではありますが、今後その企業の顧客になったり、今その企業の顧客の可能性も十分に考えられます。
そのため、面接で悪いイメージを与えてしまうと、その就活生は今後、その企業の商品を愛用する可能性が低くなります。
それは企業としては困るため、何か相手に「非」があると認めさせて、面接で不採用に仕向ける必要があるのです。
そして、その際に、GPAや成績の悪さについて追求するのが手っ取り早いのです。
なぜなら、数字として具体的になっているからです。
まして、GPAが1点台であれば、就活生本人にもGPAが悪いという自覚があります。
そのため、就活生が落とされた理由を「コミュニケーション能力の無さ」から「成績」にすり替えることができるんです。
本来、GPAや成績以外の部分で不採用にしたいが、企業のブランドイメージを守るために、GPAや成績が悪い就活生には、
「GPAが低いが、学生の本分は学業だよね?君は将来真面目に仕事ができるのかな?」
「学業はやらなければいけないことであり、君は課外活動というやりたいことに注力した結果、やらばければいけないことを粗末にしたわけだよね?社会人としてこんなことは許されるのかな?」
などGPAや成績の悪さについて追求します。
これは実際に私の友人が追求された実例です。
当然、この質問が来た瞬間にこちらの負けです。
何を言っても、言い訳にしかならないためです。
そして、私の友人も案の定これが理由で落ちたと言っていました。
しかし、私からすればGPA成績が悪いという理由で落ちることはあまり考えられません。
なぜなら、GPAが絶望的に悪く、かつ最終面接でGPAや成績について触れられていますが、問題なく通過しているからです。
GPAや成績を追求される以前の段階で何かやらかしている可能性が高いです。
そして、その理由を「GPAが悪い」にすり替えられている可能性が高いです。
まとめ
今回は、GPAと就活についてご紹介してきました。
今回ご紹介した内容は
1. GPAとは何か?
- GPA=GRADE POINT AVERAGE
- GPAの計算方法
- GPAの平均値はどれくらいなのか?
2. 企業側が成績(GPA)の提出を要求してくる3つのタイミング
- ES提出時
- 最終面接や最終面接に近い面接
- 内定後
3. 企業が成績(GPA)を見る3つの理由
- 卒業できるかの確認
- 真面目に学業に取組んできたかの確認
- ESに嘘を書いていないかの確認
4. 成績(GPA)の低い就活生の4つの対策
- ゼミの成績の良さを伝える
- 卒業出来ることを力説する
- 経験の濃い自己PRをする
- テストセンター・webテストで最上位レベルの得点を叩き出す
5. GPAに対する私なりの考え
今回、GPAや成績についてご紹介してきましたが、私が就活生の皆さんにお伝えしたいことは、
「成績が悪いという現実は変えることはできないが、面接のパフォーマンスは今からでもいくらでも改善することが出来るということ」
「落ちた理由をGPAや成績のせいにするのは簡単ですごく楽なこと」
ということです。
もし、第一志望の面接でGPAや成績が理由で落ちたとして、簡単に諦められますか?
もし、諦められないと思うのであれば、変えられないGPAや成績の悪さではなく、変えることの出来る面接のパフォーマンスにこだわってください。
成績を追求される前段階の面接で「こいつなら採用したい!」と思ってもらえるように、改善を繰り返して行ってください。
きっと、GPAや成績が理由で落とされることはなくなると思います。
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