【例文あり!】6つの要点を押さえた効果的に伝わる自己PRの書き方!
みなさん、こんにちは。旬スケ(@shuntaaso)です。
就活で最も大切と言われるのが、「自己PR」ですよね。
その理由は、学生時代頑張ったことや自身の強みを効果的に面接官に伝え、自分という商品を売り込む必要があるからです。
しかし、自己PRに決まった型が存在せず、「どのように自己PRを書けば効果的に面接官に伝わるかわからない・・・」と悩んでいる就活生は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、私、旬スケが18卒の就活経験を元に、面接官に効果的に伝わる自己PRの書き方についてご紹介していきます。
どれだけ優れた経験をしていても、自己PRが面接官に効果的に伝わらなければ意味がありません。
そのため、自己PRがどうすればより効果的に伝わるかを皆さんにお伝えしていきます。
ただし、今回、お伝えする自己PRの書き方は、単なる一例に過ぎません。
そのため、この自己PRの書き方だけが全てと思う必要はありません。
この自己PRの書き方が正しいと思えば、この自己PRの書き方を真似して、自己PRを書いてみてください。
この自己PRの書き方に賛同出来るが、もう少し良く出来るのではないかと思えば、自分なりに工夫してみるのもいいですし、賛同出来ないのであれば、この自己PRの書き方を参考にする必要はありません。
自分なりの判断軸・行動軸を持って、情報を取捨選択してください。
そして、効果的な自己PRを書くためには、6つの要点があります。
◎効果的な自己PRを書くための6つの要点
1. 結論
2. 動機・目的
3. 課題・困難
4. 対処方法
5. 成果
6. 学び
上記の6つで構成すると読み手にも伝わる自己PRが書けます。
それでは、効果的に伝わる自己PRを構成する6つの要素について順にご紹介していきます。
効果的に伝わる自己PRを構成する6つの要素
1. 結論
一般的に文章の構成は、起承転結が美しいとされていますが、自己PRではそうではありません。
初めに結論を書く必要があります。
なぜなら、そもそも面接官はあなたの自己PRに興味などないからです。
面接官は短期間で何千・何万のESを読む必要があります。
何千通も来るESを深く読み込むことなど、もはや不可能です。
そのため、興味のない人間にも一目で何が言いたいのか、その文章全体を通して何を伝えたいのかを理解してもらう必要があります。
そのため、結論を最初に書く必要があるのです。
「あなたはどんな人間なのか」「どんな強みを持っているのか」を一言で表しましょう。
2. 動機・目的
「なぜ、あなたがそのエピソードを体験したいと思ったのか?」
面接官は、あなたがどんな経験をしたのかについて、正直、興味がありません。
それ以上に、なぜ、あなたがその経験をしたいと考えたのかに興味があります。
例えば、あなたが高校までは野球をしていたが、大学から一念発起し、ラクロスを始めたとします。
面接官は、どんな実績を上げたのかにももちろん興味がありますが、「なぜ、野球を辞めて、ラクロスを始めようと思ったのか?」に興味があるのです。
その時に、どんな心境の変化があったのか、ここに面接官は興味があります。
例えば、「野球部ではレギュラーを取れずにいたが、どうしてもレギュラーとして活躍したいと考え、部員の多くが大学から始めるラクロスならば、私でも努力すれば、レギュラーになれるかもしれないと感じ、ラクロスを始めました。」など、理由はなんでもいいですが、面接官を納得させる理由や考えを伝える必要があります。
3. 課題・困難
取り組みを行う中で、必ず「課題」や「困難」は付きものです。
よくアルバイトやサークルの自己PRを書く就活生から、困難や課題が特になかったので何を書けばいいのかわからないという質問を頂きますが、そんなことは絶対にありません。
アルバイトを3年間していれば、アルバイト全体のリーダーor各セクションのリーダーにはなるはずです。
➡︎アルバイトリーダーになるまでの過程で困難だったこと、アルバイトリーダーになってから困難だったことを書けばいいんです。
サークルを3年間していれば、イベントで中心になって組織を動かす経験をしているはずです。
➡︎サークルのイベントの運営の中で意見のぶつかり合いなどを書けばいいのです。
もちろん、体育会や留学経験など、華やかな経験で大きな困難にぶつかっていることが好ましいですが、華やかな経験をしてきていないのであれば、それはそれで仕方ないことです。
サークルやアルバイト経験でも、大手企業の内定を獲得している強者も私の周りにもいます。
そのため、もちろん、どんな経験をしてきたのかも大切ですが、伝え方の部分も非常に大切です。
だからこそ、華やかな経験をしてきていない就活生は、とにかく伝え方の部分を意識し、効果的に伝えたいことが伝わるように工夫しましょう。
4. 対処方法
対処方法は、自己PRで困難を乗り切ったり、目標を達成するために、どんな方法で対処したのかを伝えます。
そして、対処方法は2つ書くということをおすすめします。
【例】資格取得の自己PR
●資格取得に向け、とにかくがむしゃらに「量」をこなしました。
●資格取得に向け、がむしゃらに「量」をこなすこと、限られた時間の中でいかに効率良く勉強できるかの「質」を意識し取り組みました。
どちらが考えて行動していると感じますか?
おそらく全員が後者と答えるはずです。
対処方法は、あなたが課題や困難に直面した時、何を考え、どう行動するのかを見たいのです。
そして、特に、フレームに分けて考えるということを意識してください。
フレームとは、論理的思考法の一つで、物事を体系的に捉えるためのツールです。
上記の資格取得に向けての取組みについても、「量」と「質」というように、フレームに分かれていますね。
これが、例えば、がむしゃらに「量」をこなし、そして、出来るだけ長い「時間」を費やしたとなると、一見、「量」と「時間」というフレームに分かれているように見えますが、これはどちらも、「量」というフレームの中にあるわけです。
イメージで言うと、「量」という大きなフレームの中に、時間という要素が入っている感じです。
つまり、この「量」と「時間」は事象が被ってしまっています。
つまり、論理的な行動ではないということです。
対処方法では、いかに考えて行動できるかを伝えることが大切です。
つまり、論理的に考え、行動できることを伝える事が大切になるわけです。
そのため、フレームワークを使い、論理的に考えられているかの確認は必ず行ってください。
5. 成果
課題・困難を乗り越え、どんな成果を上げたのか書いていきます。
この時に、具体的な数字や役職を入れるということを意識しましょう。
【例】アルバイト
●その結果、店の売上増に貢献しました。
●その結果、前年比売上108%増に貢献しました。
【例】体育会
●その結果、主将として部員をまとめ上げ、チームの優勝に貢献する事が出来ました。
●その結果、主将として部員70人をまとめ上げ、チームを3度の全国大会に導くことが出来ました。
どちらの文章の方が説得力があるでしょうか?
アルバイト・体育会の両方とも、後者ですよね。
「店の売上増に貢献しました。」等の抽象的な表現を使うよりも、「前年比108%増に貢献しました。」のような具体的な表現の方が、相手に与える説得力が違います。
もちろん、自己PRは面接するための材料であるため、説得力のある文章を書いているかどうかは、面接での合否を大きく分けますよ。
たかが自己PRですが、面接ではESに書いた自己PRを使うということを念頭において、自己PRを書いてください。
よく部活の練習中に、「練習のための練習をするな!そんな練習をするなら、もう辞めるぞ!」と監督から叱られたことがあると思いますが、まさにこれです。
ESのための自己PRを書いても意味がありません。
全ては面接のための自己PRを書いてください。
読み手の頭を想像し、そして、面接で自分がして欲しい質問をしてもらうためには、どのように自己PRを書けばよいのかを考えながら、自己PRを書くようにしましょう。
6. 学び
そのエピソードを通じて何を学んだのかについて書きましょう。
その経験から、何を学び、そして、次にどう活かしていきたいのかを伝える必要があります。
なぜなら、あなたは、その経験を社会人になって経験しないからです。
ラグビーで日本一になった経験も、アルバイトで売上増に貢献した経験も、その経験は社会人になって経験しませんよね?
だからこそ、その経験で学んだことを抽象化し、どんな経験にも応用できる普遍的な力に変えていかなければいけません。
その普遍的な力に変えるために、言語化する必要があるのです。
あなたが、その経験から何を学び、どんな力を付けたのかについて、しっかりと言語化し、自己PRで表現してください。
また、文字数に余裕のある場合は、その学びを社会人としてどう活かしていきたいのかまで書けると非常にいいですね。
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具体例
私が長期インターンで電話営業の経験をしていたので、それを元に解説していきます。
それでは、まずは全文からご紹介していきます。
◎全文
「目標に対し、的確に努力ができる」これが私の強みです。 一例として、ベンチャー企業での電話営業の経験を挙げます。
社会に出ることに漠然と不安を抱えており、不安を払拭するために、社会で目に見える形で成果を残したいと考え本活動を始めました。
しかし、開始当初、アポイントを獲得することが出来ず、スタッフの中で、アポイント(アポ)数や契約数が最下位で悔しい思いをしました。どうすればアポや契約が取れるかを考え、成績1位を目標に以下に取組みました。
まず、闇雲な努力は成果に繋がらないと考え、成績上位人の企業選定方法、トークを聞きました。 その結果、上位人は見込み客へ多く電話し、トークの引出しが多いため、私とアポ率が約2倍違いました。
そこで、アポをあげるために、「いかに見込み客に電話できるか」、「トーク等によるアポをあげる確率の向上」が重要と気づきました。
前者を成すために、商材がHPへアクセスを増やすものであったため、例えば、広告費を多く掛けることのできる高単価商品を扱う企業へアプローチしたり、後者を成すために、上位人のトークの録音を聞き、引出しを増やす等をしました。この他にも、彼らにない独自の取組みを続けていきました。
以上の結果、開始4ヶ月目に成績1位になり、目標を達成しました。
この経験から、「数字を作る!」等の闇雲な努力よりも、柔軟に物事を考え、その思考に基き行動した方が、成果に繋がると確信しました。(600)
【結論】
「目標に対し、的確に努力ができる」これが私の強みです。 一例として、ベンチャー企業での電話営業の経験を挙げます。
【目的・動機】
社会に出ることに漠然と不安を抱えており、不安を払拭するために、社会で目に見える形で成果を残したいと考え本活動を始めました。
【課題・困難】
開始当初、アポイントを獲得することが出来ず、スタッフの中で、アポイント(アポ)数や契約数が最下位で悔しい思いをしました。どうすればアポや契約が取れるかを考え、成績1位を目標に以下に取組みました。
【対処方法】
まず、闇雲な努力は成果に繋がらないと考え、成績上位人の企業選定方法、トークを聞きました。 その結果、上位人は見込み客へ多く電話し、トークの引出しが多いため、私とアポ率が約2倍違いました。
そこで、アポをあげるために、「いかに見込み客に電話できるか」、「トーク等によるアポをあげる確率の向上」が重要と気づきました。
前者を成すために、商材がHPへアクセスを増やすものであったため、例えば、広告費を多く掛けることのできる高単価商品を扱う企業へアプローチしたり、後者を成すために、上位人のトークの録音を聞き、引出しを増やす等をしました。
この他にも、彼らにない独自の取組みを続けていきました。
【成果】
以上の結果、開始4ヶ月目に成績1位になり、目標を達成しました。
【学び】
この経験から、「数字を作る!」等の闇雲な努力よりも、柔軟に物事を考え、その思考に基き行動した方が、成果に繋がると確信しました。
私の長期インターンの600文字verの自己PRは上記のものです。
サークル・アルバイトについても、私の自己PR以外にも、他の大手内定者の自己PRも用意しています。
ぜひ参考にしてみてください。
自己PRの型を覚え、効果的に伝わる自己PRが書けるようになりましょう!
まとめ
今回は、6つの要点を押さえた効果的に伝わる自己PRの書き方についてご紹介してきました。
◎効果的に伝わる自己PRを構成する6つの要素
1. 結論
2. 動機・目的
3. 課題・困難
4. 対処方法
5. 成果
6. 学び
上記の6つの要素で構成すると読み手にも伝わる自己PRが書けます。
一度自分の経験を基に自己PRを書いて見ましょう。
初めはうまく書くことが出来ません。
誰しも、初めからうまく書ける人は存在しないため、気にする必要はありません。
時間が掛かってもいいので、とにかく早く一つの自己PRを完成させることをしてください。
一日でも早く自己PRを書き終えることでESをたくさん出すことができ、就活を優位に進めることができます。
とにかく早く1つ自己PRを仕上げましょう!
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