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【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜ゼミ(学業)編part2〜


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多くの文系就活生がESの設問や面接の質問でされて困るのが、「ゼミ(学業)」だと思います。

 

どう考えても、99%の大学生は真面目に勉強はしていないですもんね・・

※真面目に勉強していると自負している人は聞き流してください。

 

しかし、就活では多くの大手企業のESの設問や面接の質問で「ゼミ(学業)」についての質問がされます。

 

本番ES


・キャノン 研究テーマまたは力を入れている学問は何ですか?(400文字以内)

・花王   研究内容/一番面白いと感じた授業について(300文字以内)

・住友化学 学生時代の学業への取組みについてお書きください(200文字以内)

・第一三共 ゼミ、研究テーマについて自由にお書きください(200文字以内)

 

 

このように、多くの大手企業のESで「ゼミ(学業)」についての質問がされています。

 

そのため、勉強していなくても、ゼミについての対策や自己PRの準備はしっかりと行って、就活本番、面接を迎えるようにしましょう。

 

そして、今回は多くの文系就活生を困らせる「ゼミ」の自己PRの具体例を、実際にNTTグループの東日本エリアを担当している会社の内定者の自己PRを使ってご紹介していきます。 

※普通にNTT東日本って言えよとか言わないでくださいね。

 

実は、彼は西日本の関関同立以下の大学からから、NTTグループの東日本エリアを担当している会社の内定を勝ち取りました。

 

本当に、ミラクル中のミラクルだと思います。

 

まさに彼は実力で内定を勝ち取りました。

 

もし、この記事を読んでいる低学歴就活生がいましたら、実力に関係なく内定を出す大手企業3社をご紹介していますので、ぜひ一度目を通してみてください!

 

 

ちなみに、ゼミの自己PRを書く際には、大きく4つポイントがあります。

 

◎ゼミの自己PRを書く際のポイント

1. 研究テーマ
2. 研究動機
3. 研究手法
4. 研究結果

 

 

そして、今回のNTTグループの東日本エリアを担当している会社の内定者のゼミの自己PRも、この4つを踏まえた自己PRになっています。

 

それでは、早速自己PRをご紹介していきます。

 

◎全文

 

私は〇〇ゼミナールに所属し、行動経済学を学んでいます。

行動経済学とはモノをどのように選んで購入するのか、その仕組みを理論的に解明する学問です。

 

実用的な学問を学んでいるので、ビジネスの場で活用したいと思い、ゼミで、学園祭の時に飲料の店を開き、ゼミで学んだことを活かした取り組みを二点行いました。

 

一つ目は、「ピークエンドの法則」を使いました。この法則は、コミュニケーションや行動の絶頂時と最終時に、人は印象を強く残すというものです。

具体的には、商品をお勧めする際のセールストークを二つ用意し、二時間ごとに表現を変え、どちらがより売上が高いか調べました。

セールストークとしては、①少し酸っぱいですが、さっぱりしておいしいです。②さっぱりしていておいしいですが、少し酸っぱいです。という2つを試しました。

結果としては、最後にプラスな発言をする方がより印象がいいという仮説の通り、①で売った方が、売り上げが約2万円高くなりました。

 

二つ目は、「アンカリング効果」を使いました。これは人が最初に印象に残った数字が、その後の判断に影響を及ぼすという効果です。

具体的には、学祭初日は飲料を300円で売りましたが、次の日には400円と書いた上から赤字で消し、300円と表記して販売しました。その結果、同じ300円ですが、後者の方が、売り上げが約2万円高くなりました。

 

この経験から、学びを実際にアウトプットして、成果を上げることの楽しさを学びました。

 

 

1. 研究テーマ

 

まず、どんなテーマについて勉強しているかについて書いていきます。

 

ずばり今回の研究テーマは、「行動経済学」についてです。

 

今回は机の上での学びではなく、実際のビジネスの現場での学びのため、行動経済学とざっくり書いています。

 

ちなみに、行動経済学は、1990年代に台頭し始め、今、学問としてかなり注目されています。

 

行動経済学が注目されている理由は、経済主体は「感情を持った人間」だという認識が世の中に広まっていったためです。

 

1990年代までは、ミクロ経済学が経済学の中心の学問であり、ミクロ経済学がモデルとする人は、「完全合理的な人間」です。

 

完全合理的な人間とは、感情を一切排除した利益追求型の人間です。

 

しかし、全ての人、全ての場面で、人は完全に利益だけを追求した行動は取りませんよね?

 

例えば、ハンバーガーショップが近くに2店舗あって、価格の違いは10円だったとします。

 

しかし、安いハンバーガーショップの方は大行列が出来ており、一方で、10円だけ高いハンバーガーショップはあまり列が出来ていません。

 

完全合理的な人間であれば、もちろん10円安い店一択ですが、せっかちな人や、急いでいる人はおそらく10円だけ高いハンバーガーショップに行くでしょう。

 

このように、現実の世界の人間は、従来のミクロ経済学が考える完全合理主義的な考えによってのみ行動する可能性は低いのです。

 

そのため、感情を持った人間をロールモデルにしている行動経済学が、「現実の世界や経済活動をより正確に反映するのではないか?」ということで注目を集めています。

 

そのため、行動経済学は、最近多くのゼミで取り上げられている学問の一つであり、研究手法で少し工夫が出来ると、他の就活生と差別化の図った自己PRが出来そうですね。

 

2. 研究動機

 

今回は研究動機ではなく、フィールドワークを行いたいと思った理由と言う方が正しいですね。

 

今回のフィールドワークを行いたいと思った理由は、「行動経済学という実用的な学問を学んでいるため、その学びを机の上だけでなく、実際のビジネスの現場で活用してみたいと感じた」というものです。

 

この行動力は素晴らしいですね。

 

何かアイデアを思いついても、なかなかゼミの周りのゼミ生やゼミ教授を巻き込んで、実行まで持っていけるものではありません。

 

彼自身は、自分に行動力があるとあまり思っていませんが、きっと、NTT東日本エリアを担当している会社の内定を勝ち取ったのも、この行動力や周りを巻き込む力を評価されてのことではないでしょうか?

 

大手企業では、1人で出来る仕事など、本当にありません。

 

そのため、「行動力」や、周りに積極的に働きかけ「周囲を巻き込む力」は、大手企業では非常に評価されます。

 

大手企業、特に大手メーカーを受験しようと考えている就活生は絶対に頭に入れておきましょう。

 

そして、話を元に戻して、今回の研究動機は「行動経済学という実用的な学問を学んでいるため、その学びを机の上だけでなく、実際のビジネスの現場で活用してみたいと感じたというもの」です。

 

 

3. 研究手法

 

今回の研究手法は、「フィールドワーク」です。

 

実際に、学園祭に模擬店を出店して、飲料を販売しています。

 

ゼミの4つの要点を押さえた自己PRの書き方でもお伝えしている通り、研究手法は、文献を読み進める・フィールドワークに出る・実験を繰り返すなどです。

 

基本的に、文献を読み進めるが一番多いパターンだと思いますが、もちろん、フィールドワークや被験者を対象にした実験でも構いません。

 

今回は、ゼミ生とゼミ教授が一丸となって、文化祭に模擬店を出店しています。

 

この自己PRの作者が言うには、一番大変だったことは「ゼミ教授の許可を得ること」だったそうです。

 

今までにない型破りなフィールドワークだったため、ゼミ教授も最初はなかなか認めてくれなかったそうです。

 

しかし、ゼミ生は諦めることなく、ゼミ教授の許しをもらうために必死に行動したそうです。

 

その甲斐あって、なんとなかゼミ生とゼミ教授が一丸となって、文化祭で飲料の模擬店を出店し、フィールドワークを行うことが出来たそうです。

 

彼は、面接で困難だったことを聞かれると、必ずこの「ゼミ教授の許可を得ること」と話をしていたそうです。

 

 

4. 研究結果

 

研究結果として、「ピークエンドの法則」と「アンカリング効果」の法則・効果を使った販売方法で、仮説通り売上に直結したという結論を得ました。

 

フィールドワークの結果、〇〇ゼミがチーム一丸となって、研究結果を得ることが出来ました。

 

彼が言うには、苦労した点は、やはり「ピークエンドの法則」と「アンカリング効果」を実際の具体的な販売方法に結びつけることだったそうです。

 

ゼミ生が、毎週のゼミではもちろん、ゼミ以外の時間を使って、1人1人がアイデアを持ち寄って、議論を重ねたそうです。

 

そして、上記の「ピークエンドの法則」では、セールストークを2つ用意し、2時間ごとにトーク内容を変えるということになり、「アンカリング効果」では、1日目は普通に300円で販売しましたが、2日目には400円という文字を赤字で上から消し、300円と表記して販売するという結論に至ったそうです。

 

「やりたい!」という一言から始まったアイデアを、最後の最後まで諦めずにやり抜く〇〇ゼミの姿勢は、本当に素晴らしいですね。

 

大変だった分、独創性に溢れながら、しっかりと数字で結論を得るという素晴らしい自己PRに仕上がっています。

 

今回は、特に文献を読み進めた「卒業論文」の前段階の執筆作業ではないため、特に「今後、更に文献を読み進め、卒業論文執筆に取組んでいきたいと考えています。」と付ける必要はありません。

 

最後に、研究結果と、この活動で学んだことを書いて締めるのがベストですね。

 

 

まとめ

 

ゼミ(学業)の自己PRを書く際、4つのポイントがあります。

 

◎ゼミの自己PRを書くための4つのポイント

1. 研究テーマ
2. 研究動機
3. 研究手法
4. 研究結果

 

ゼミ(学業)の自己PRは勉強を真面目にしてこなかった人ほど書くのに時間がかかります。

 

また、研究テーマが決まっていなかったり、何も成果や結果の出せてない就活生は、3月の就活本番を迎える前に、必ず研究テーマの決定(仮)と成果や結果を出すようにしましょう。

 

3月1日を迎えるのはあっと言う間なので、一日でも早く取り掛かることをおすすめします。

 

本番になって、ゼミ(学業)の自己PRが書けずに、志望企業のES提出を諦めてきた人は本当に多いです。

 

一生に一度しかないチャンス。

 

そんなくだらない理由で諦めるのだけは本当にやめましょう。

 

今後も、ゼミ以外のサークルや留学、学生団体の自己PRなどもどんどん掲載していきます。

 

しっかりと理解して使いこなしましょう!

 

使いこなせて初めて武器になります。

 

この文章を見て、理解するのではなく、まずは手を動かしてみて、実際に自己PRを書いて見てください!

 

 

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