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【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜ゼミ編〜


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多くの文系就活生がESの設問や面接の質問でされて困るのが、「ゼミについての質問」だと思います。

 

だって、どう考えても、99%の大学生は真面目に勉強はしていないですもんね・・

 

しかし、就活では多くの大手企業のESの設問や面接の質問で「ゼミについての質問」がされます。

 

そのため、例え真面目に勉強していなくても、ゼミの自己PRの準備はしっかりと行って、就活本番を迎えるようにしましょう。

 

そして、今回は多くの文系就活生を困らせるゼミの自己PRの具体例を、実際に大手食品企業内定者の自己PRを使ってご紹介していきます。 

 

 その前に、体育会やサークル、アルバイトなどのメインの自己PRが書けていない就活生は、まずはそちらから書いていきましょう。

 

◎自己PRの6つのポイントを押さえた書き方

➡︎【例文あり】6つの要点を抑えた自己PRの書き方! - 大手企業内定の就活必勝メソッド

 

◎アルバイトの自己PRの具体例

➡︎【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜アルバイト編〜 - 大手企業内定の就活必勝メソッド

 

ゼミの自己PRを書く際には、大きく4つポイントがあります。

  1. 研究テーマ
  2. 研究動機
  3. 研究手法
  4. 研究結果

 

まずは、基本をしっかりと押さえていきましょう。

 

◎ゼミの自己PRの4つのポイントを押さえた書き方

 ➡︎【就活】例文あり|4つの要点を抑えたゼミ(学業)の自己PRの書き方 - 大手企業内定の就活必勝メソッド

 

 

そして、今回の大手食品業界内定者のゼミの自己PRもこの4つを踏まえた自己PRになっています。

 

それでは、早速自己PRをご紹介していきます。

 

【全文】

 

私は〇〇ゼミに所属し、マーケティング学を学び、その中でも特に小売業界の「コンビニ」について研究しいます。

なぜなら、昨今、小売業界は業界再編で話題になっており、興味深く感じたためです。また、コンビニは消費者とメーカーを繋ぐ「ハブ」的存在であり、私たち消費者にとって身近な存在です。そんな身近なコンビニ業界を深く考察をしたいと考え、研究しました。
特に目をつけたのは北海道です。理由は、業界1位のセブンイレブン(セブン)が地元資本のセイコーマート(セイコー)にシェアで負けているという面白い事実が存在するためです。

そこで、文献を読み進め、研究したところ、2つの要因がありました。
1つ目は「内的要因」で、製販一体型の販売システムが関係しています。

製造から販売まで一貫して自社内で行なうことで、コストカットによる低価格化を実現しています。
2つ目は「外的要因」で、歴史の長さが関係しています。

セブンが誕生したのは約40年前ですが、北海道への初出店までに10年の時間を要しています。

一方、セイコーは北海道で同時期に誕生し、コンビニチェーンとして根付きました。このことから、セイコーはセブンよりも10年以上の歴史があります。これが北海道で地位を確率している外的要因と考えます。
これら2つの「内的要因」と「外的要因」によって、セイコーは現在まで北海道でトップシェアを築いているという結論に至りました。

 

それでは、「研究テーマ」「研究動機」「研究手法」「研究結果」の4つに分けて、ご紹介していきます。

 

 

研究テーマ

 

ずばり研究テーマは、

 

地元資本のセイコーマートが、なぜ北海道でシェアNo.1を取れたのか

 

 彼は、マーケティングゼミに所属し、「コンビ二業界再編」について学んでいます。

 

彼がゼミで学んでいる学問は、横文字大好き就活生の大好物の「マーケティング」です。

 

よく就活をしていると、「マーケティングがやりたい!」とか、「世界を驚かせるような画期的な商品が作りたい!」などの大きな夢を語る就活生がいます。

 

それは100歩譲って許しますが、

 

あなたはマーケティングとは何かわかりやすく説明できますか?

 

あなたは画期的な製品を5つ挙げて、その製品の共通点を5つ以上言えますか?

 

もし、今言えるなら、自信を持って面接でも伝えましょう。

 

逆に、今言えない就活生は完全に「ミーハー就活生」です。

 

おしゃれな横文字に完全に踊らされています。

 

今すぐ目を覚まして営業職を志望するか、諦められない就活生は今すぐ猛勉強しましょう。

 

ちなみに、この自己PRの作者は、きちんとマーケティングを自分なりの言葉で定義しており、

 

理系が作った商品を文系の私たちがいかにして顧客に届けるかということをマーケティング

 

と定義していました。

 

つまり、マーケティングとは、モノをいかに販売、そして拡販していくかの「販売戦略」ということを言いたいのです。

 

マーケティングなどの横文字が大好きな就活生で、きちんと自分なりの定義が出来ない就活生は確実に、マーケティング職には付けません。

 

なぜなら、マーケティング職は極めて優秀な人間が配属される部署だからです。

 

会社の行く末を左右する大事な部署に、ただのミーハーを配属するなどあり得ません。

 

もっと言うと、新卒採用という莫大な経費をかけて、ただのミーハーを採用する理由などありません。

 

そのため、本気でマーケティング職を志望するのであれば、まずはマーケティングに関する知見を深めたり実際にマーケティングとは何かを体験するなど、自分なりのマーケティング論を確立していきましょう。

 

少し話は逸れましたが、今回の研究テーマは、「地元資本のセイコーマートが、なぜ北海道でシェアNo.1を取れたのか」です。

 

 

 2. 研究動機 

 

研究動機は2つあり、

 

小売業界の業界再編に興味を感じたこと

 

消費者とメーカーを繋ぐハブ的存在として身近に感じたこと」です。

 

コンビニの研究が楽そうだったからという理由で、彼は研究テーマを決めたそうですが、楽そうという研究動機はあまりに不純です。

 

そのため、それらしい研究動機にするために、コンビニ業界に関するニュースを見たり、コンビニと我々消費者との関係を再考するなどして、研究動機をひねり出したと言っています。

 

そして、彼の出した答えが「業界再編」と「消費者とメーカーを繋ぐハブ的存在」の2つだったため、研究動機はこの2つになりました。

 

そして、「業界再編」と消費者とメーカーを繋ぐ「ハブ」的存在についての説明を少しさせて頂こうと思います。

 

まず、業界再編についてご紹介します。

 

コンビニ業界の業界再編は、度々ニュースでも取り上げられているため、皆さんご存知とは思います。

 

昨今コンビニ業界では、M&Aや経営統合が盛んに行われています。

 

例えば、ファミリーマートとサークルKサンクスが経営統合し、ファミリーマートに一本化されるようになったりなど、業界上位の会社でも経営統合を余儀なくされています。

 

このようなM&Aや経営統合は、コンビニ業界にとって避けては通れない道であると私は考えています。

 

なぜなら、コンビニの店舗数は全国で約5.6万店舗あり、立地面ではもはや飽和状態であるためです。

 

そのため、業績の拡大には、M&Aや経営統合が一番手っ取り早い戦略なのです。

 

また、M&Aや経営統合によって、店舗数が増えることで、規模の経済が作用し、仕入れ価格の引き下げや、配送効率の上昇によって利益率も向上します。

 

規模の経済とは、生産量の増大に伴い、原材料や労働量に必要なコストが減少する結果、収益率が向上すること。スケールメリットを活かした経済活動のことを指す。

コトバンク

 

M&Aや経営統合は初期投資に費用がかかるものの、規模の経済が働き、結果的に長期的な視点で見ると、初期投資を回収できる可能性が高いのです。

 

今後、国内人口の減少によって、更なる厳しい競争になるコンビニ業界で生き残るための椅子取りゲームを、大手コンビニ各社は繰り広げているのです。

 

次に、消費者とメーカーを繋ぐ「ハブ」的存在についてご紹介します。

 

まず、ハブの意味ですが、これはナンパスポットとしてお馴染みの飲み屋の「ハブ」では当然あります。

 

この「ハブ」の意味は、「中心・中核」という意味です。

 

我々消費者と、メーカーの中心や中核という意味です。

 

言葉で説明しても、わかりにくいと思いますので、簡単に図解すると、

 

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上記のイメージです。

 

我々消費者とメーカーを繋ぐ、いわば商社的存在ということです。

 

また、コンビニは店舗の面積が小さく、陳列できる商品も限られているため、売れる商品を厳選しています。

 

また、地域ごと、時間ごとに売れる商品にもばらつきがあるため、各店舗時間帯によって陳列する商品を微妙に変えています。

 

まさに、コンビニは横文字大好き就活生の大好物の「マーケティング」の知識がぎっしり詰まった夢の空間なのです。

 

同じ夢の国でも、ディズニーランドは7400円の入場料が取られますが、コンビニは0円です。

 

入場料は0円なので、マーケティングを実学として身に付けたい就活生は、一日コンビニを観察してみるのもいいですね。

 

また、全国のコンビニは1ヶ月の総来店客数は14億人と、凄まじい数の人がコンビニを利用しています。

 

そのため、消費者とメーカーを繋ぐ「ハブ」的存在だけでなく、独自商品の開発や、ATMの設置イートインコーナーの設置などで、顧客満足度の向上、ひいては更なる売上の向上を目指しています。

 

「業界再編」や消費者とメーカーを繋ぐ「ハブ」的存在について少しご紹介しましたが、今回の研究動機は、「小売業界の業界再編に興味を感じたこと」「消費者とメーカーを繋ぐ「ハブ」的存在として身近に感じたこと」の2つです。

 


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研究手法

 

研究手法は、文献の読み進めです。

 

文献が多く存在すれば、文献の読み進めで全然構わないと思います。

 

今回の場合、北海道の地元資本のセイコーマートについての研究のため、フィールドワークに出て、

 

実際の目で見たセイコーマートとセブンイレブンの違いなどを独自の観点で研究に取り入れると、

 

研究内容にオリジナリティが出せることや、

 

面接官には行動力を示すことができるため、非常に良さそうですね。

 

このことを彼に伝えたところ、セイコーマートの見学ツアーと題した「北海道グルメ旅行」の計画が立ち上がりました。笑

 

彼と私含めた複数人で、北海道のグルメを堪能しようと思います。

 

もちろん、セイコーマートの研究のために行くわけですから、そちらの方も彼はしっかりと研究してくれるはずです。

 

学生のうちはそれくらいラフな感じでもいいので、実際に現場に足を運び、自分の目で確かめたり、何かを感じ取ることはとても大切なことだと思います。

 

彼は北海道旅行という動機こそ不純ですが、私は彼の的を得た行動力を尊敬しています。

 

 

研究結果

 

研究結果は、「内的要因」と「外的要因」により、セイコーマートが北海道でシェアNo,1の地位を確立しているという結論を得たことです。

 

文献を読み進めた結果、セイコーマートが北海道でシェアNo.1の地位を確立している理由として、

 

内的要因製販一体型の販売システムによる低価格化の実現、

 

外的要因は、北海道における「セイコーマート」と「セブンイレブン」の歴史の長さが関係しているという結論を得ることができました。

 

ゼミの自己PRの4つのポイントを押さえた書き方でもお伝えしていますが、研究結果は必ず書くようにしてください。

 

私たちは仮にも1年間、真面目にしていたかどうかはさておき、ゼミで学びを進めてきたわけです。

 

その結果が、「何の成果も出せませんでした」では、社会人になる身分としては失格です。

 

もちろん、今後卒業論文の執筆を控えていて、成果や結果が100%でなく、60%程度でも構わないため、成果や結果を書きましょう。

 

そして、その時は、自己PRの最後に、

 

今後、更に文献を読み進め、卒業論文の執筆に取組んでいきたいと考えています。

 

と付けておけば、ここまで勉強してきたことについての成果だと面接官にも理解頂けると思います。

 

とにかく、1年間勉強してきて、「何の成果も、結果もありません」という状態だけにはならないようにしましょう。

 

 

まとめ

 

ゼミの自己PRを書く際に大切なことは、

  1. 研究テーマ
  2. 研究動機
  3. 研究手法
  4. 研究結果

 

ゼミの自己PRは勉強を真面目にしてこなかった人ほど書くのに時間がかかります。

 

また、研究テーマが決まっていなかったり、何も成果や結果の出せてない就活生は、3月の就活本番を迎える前に、必ず研究テーマの決定(仮)と成果や結果を出すようにしましょう。

 

3月1日を迎えるのはあっと言う間なので、一日でも早く取り掛かることをおすすめします。

 

本番になって、ゼミの自己PRが書けずに、志望企業のES提出を諦めてきた人は本当に多いです。

 

一生に一度しかないチャンス。そんなくだらない理由で諦めるのだけは本当にやめましょう。

 

今後も、ゼミ以外のサークルや留学、学生団体の自己PRなどもどんどん掲載していきます。

 

しっかりと理解して使いこなしましょう!

 

 

使いこなせて初めて武器になります。

 

この文章を見て、理解するのではなく、まずは手を動かしてみて、実際に自己PRを書いて見てください!

 

◎ゼミの自己PRの書き方

➡︎【就活】例文あり|4つの要点を押さえたゼミ(学業)の自己PRの書き方 - 大手内定の就活メソッド

◎ゼミの自己PRの具体例

➡︎【就活】大手企業内定者自己PRを大公開〜ゼミ(学業)編part2〜 - 大手内定の就活メソッド

 

※上記と同等orそれ以上の自己PRを書けるようになるための添削サービスもご用意しています。

 

coconala.com

 

ワンコイン500円で、他人とは差別化を測ったサークルやゼミの自己PRを書きたいという就活生は上記サイトに一度訪れてみてください。

 

 

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